この長門も一次ロットが発売された直後には倍近い価格で落札されてたのだから
一儲けをたくらんで読みを見誤った「テンバイヤー」諸氏は誠に気の毒というしかない。
このような悲劇はフィギュアに限らず最近のヤフオクではよく起こりえることだ。
もうひとつの好例(?)が「ブラックラグーン」のおっかないヒロイン、レヴィの
愛銃である「
ソード・カトラス」の
KSC製モデルガンである。

今年の7月に発売されたこのモデルガンも一次ロットが予約で埋まり、
二次ロットが9月のリリースされたのだが、案の定初速の勢いに釣られた
「テンバイヤー」がこのモデルガンを大量に予約し、やはりヤフオクに
定価の
27300 円を割った価格でぐるぐると回っている。
(レヴィにならって2丁買う層が多かったのも災いした)
本来限定数だけを作って売り切るという商売が基本のこの業界で
二次ロットを出すということは、メーカーや販売店にとっても危険な状態だ。
2900円の長門の例を出すまでもなく、キャンセル在庫はメーカーや問屋、
販売店を直撃し、その規模が小さい場合は倒産にまで至る危険がある。
また不良債権はオークションだけではなく通販大手のアマゾンでも発生した。
2006年の初頭にアゾンのドール「あいか」を注文分を確保できずに非難を浴びた
アマゾンは、その
「あいか」のオリジナルバージョンを作って販売したが
衣装のセンスが悪く、不良債権化した挙句に30%オフでも売れ残る失態を演じた。
そんなわけでウェーブの「
ドリームテック/にゅう&ナナ(エルフェンリート)」のように、
最近は事前オーダーを取ってその分だけを直販するケースも増えた。
(これでも予約キャンセル分が発生してリスクになるらしい)

そういうわけで「テンバイヤー」を目指すなら以下のルールを守るべきだ。
●まだブームになっていないがブレイクしそうな作品の初回限定版
●メーカーが決して二次ロットを作らない商品
●イベント限定でも生産数が少ないもの。
しかしPS3の発売当初からの崩壊を見るにつけ、つくづく「テンバイヤー」というのは
まっとうな人間のやることではないな、と改めて思う。
そう思って買っておきながら見る機会のなかったDVDを未開封のまま
ヤフオクに出品したら、買った値段の3倍近い値段が付いて仰天した。
いや、わ、私は決して「テンバイヤー」じゃないですよ?

【関連】
■
転売屋 - Wikipedia■
テンバイヤーが夢の痕 (深夜のシマネコBlog)
貴重な情報ありがとうございます。